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おいしさと安心を未来へ届ける ながさき南部のトマト

虫対策や温度調整の観点から地域の9軒のトマト農家はすべてハウス栽培

土から始める安心な野菜作り。「味がすべて」の思いで届ける一球入魂のトマトです。

3月から5月に売場に並ぶ「ながさき南部生産組合のトマト」は、さわやかな甘みとコク、ハリのある肉質が自慢です。安心のための「化学肥料を使わない土づくり」は6月半ばから始まります。収穫期が終わったトマトの木を砕いて土にまき、酵母菌や乳酸菌、納豆菌などを加えて耕します。そこに役目を終えたハウスのビニールをかぶせ、真夏の太陽熱で発酵させます。生産者の松尾さんはこの作業を「土壌の腸活」と例えます。「人と同じで、健康で免疫力のある土は虫や病気に強くなり、農薬の使用回数を減らせます」。

こだわりは土以外にも。トマトは数日間の輸送中に赤みが増すため、気温を考え合わせて収穫します。「一番おいしい状態で組合員の皆さんの元へ」と繊細なタイミングを見計らいます。出荷前には「糖度センサー」で糖度・酸度・熟度などをチェック。トマト農家同士で名前を伏せて出来映えを評価し合う「食味検査」も定期的に行い、味に直結する肥料や水分の量も確認します。

「農薬や化学肥料に頼らない栽培は、きめ細かな観察力やノウハウが必要。センサーだけではなく、自分の五感もフル稼働させます。就農して13年目ですが、過去の経験がそのまま通用しないことも多く、毎年1年生という気持ちで取り組んでいます。だからこそチームとして情報や技術を共有できる生産組合メンバーの存在が本当に心強いです」と松尾さんは話します。生産者の思いが真っ赤なトマトに宿ります。

松尾さんおすすめ!「トマトとえびのカレーソース」

鍋に油を引いておろしにんにくとおろししょうがを炒め、香りが立ったら玉ねぎ(1個)をしんなりするまで炒める。ざく切りにしたトマト(大玉3個)、ローリエを加えて10分、 えびを加えて5分ほど中火にかける(水は加えずトマトの水分だけで)。カレールウを加え、ルウが溶けたら弱火で5分。火を止めて仕上げにバターを。パン・パスタ・ごはん、何にでも合いますよ!

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最後まで読んでいただきありがとうございました。ぜひ次回も「ゴハンのもとを作るヒトビト」をお楽しみください。

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