鮮度が命!水揚げしたばかりのしらすをすぐに加工することがおいしさの条件
絶妙な塩気と風味に根強いファンが多い「CO・OP減塩ふっくらしらす干し」は、美しい紀伊水道を望む和歌山県にある株式会社西村物産で一貫生産しています。商品に込めた思いを代表の西村さんに伺いました。
「おいしさはまず仕入れが勝負です。朝一番に水揚げされたしらすを『温度管理、異物の少なさ、鮮度の証しであるプリッとした手触り』を確かめて競り落とします。次に港の近くで時間を空けず新鮮なうちに釜炊きします。繊細なしらすに負荷をかけないよう、こだわりの釜で泳がせるように炊き上げます」

紀伊水道の南北に伸びる穏やかな海が、しらすの漁場。紀伊の山からの栄養と黒潮の栄養とが流れ込み、餌となるプランクトンが豊富に集まります。
水揚げしたばかりのしらすは「その日の海の色」。敵から身を守るための保護色です。
独自に開発した対流式釜で釜炊きします。深さ、水流の幅やスピードを今でも探求し続けて、作り替えるたびに調整を重ねています。塩は瀬戸内海の海水で作った塩のみを使用しています。

離乳食や塩分を控えたい方に。利用者の声から誕生した商品
2016年、「赤ちゃんも食べられるしらすはありませんか?」との声で生まれたのが『食塩不使用しらす干し』です。その後「程よい塩分のものがあったら…」との声に応えて、2019年に『減塩しらす干し』を開発しました。当時、減塩が一般的になり始めており「うちが手がけるなら、他よりもおいしく、さらに減塩のものを!」と情熱を持って作りました。
赤ちゃんやお子さんが食べることを考え、良質なしらすを使うよう心がけています。どちらも利用者の声から生まれた商品で、大変に思い入れがあります。
絶品!しらす干しレシピ
■西村物産 西村さんのおすすめ
私はよく丼にします。しらすのカルシウムの吸収にクエン酸が良いと聞いたので、レモンや梅干し、酢と合わせることもあります。

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最後まで読んでいただきありがとうございました。
ゴハンのもと編集部