核兵器のない世界を目指して

平和な社会は、私たちのくらしの土台です。
2026年4月にニューヨークで開催された「NPT(核兵器不拡散条約)再検討会議」には、全国の生協代表団の一員としてユーコープの職員も代表参加しました。

NPT再検討会議とは

世界には今も1万発を超える核兵器が存在し、国際情勢が不安定になる中で、その脅威があらためて懸念されています。核兵器を広げず、減らし、最終的に廃絶することを目指す国際条約が「NPT(核兵器不拡散条約)」です。

1970年に発効したNPTには現在、日本を含む約191カ国が加盟しており、核兵器の不拡散、核軍縮、原子力の平和利用について国際的な議論が行われています。5年に一度開催される「NPT再検討会議」は、加盟国が核兵器廃絶に向けた取り組みや課題を話し合う重要な場です。

2026年4月には、米国ニューヨークの国連本部で第11回NPT再検討会議が開催されました。これに合わせて、日本被団協(日本原水爆被害者団体協議会)の皆さんと、全国の生協による代表団が現地に派遣され、ユーコープからも職員1名が代表参加しました。

生協代表団の一員として

今回、生協代表団の一員として参加したおうちCO-OP伊豆センターの手塚雄飛さんは、被爆者の方々とともに行動する中で、多くの学びや気づきを得たと話します。
以下、手塚さんのリポートを紹介します。

おうちCO-OP伊豆センター
センター長 手塚 雄飛さん

ニューヨーク市内で行われた平和行進では、「ノーモア・ヒロシマ、ノーモア・ナガサキ」の声が街に響き、多くの市民が足を止めて耳を傾けていました。折り鶴を受け取った人が行進に加わる場面もあり、国境を越えて平和を願う思いがつながる瞬間に立ち会いました。

平和行進の様子

また、特に印象に残ったのは、ニューヨーク市立大学で開かれた被爆者との交流会です。学生の皆さんは被爆証言に真剣に聞き入り、「原爆を落としたアメリカを恨んでいるか」という率直な質問もありました。それに対し、日本被団協の事務局長が「今は人や国を恨んでいない。当事者国同士で責任を果たしてもらいたい」と答えられた姿が強く心に残っています。このやり取りを通じて、平和を願う思いは世界共通であり、対話によって理解を深めていくことの大切さを実感しました。

ニューヨーク市立大学での被爆の証言と交流会の様子

被爆者の方々と行動をともにする中で、「核兵器は人間と共存できない」という言葉にも深く考えさせられました。被爆から80年以上がたつ今も、「自分たちが最後の被爆者になる」という強い使命感を持って活動されている姿に触れ、被爆の実相を次世代へ伝え続けることの重要性をあらためて感じました。

今回の会議では最終合意文書が採択されないまま閉幕しましたが、現地では国や地域を超えて平和を願う人々がつながり、協力し合う姿を見ることができました。この経験を多くの方に伝え、一人でも多くの方が平和について考えるきっかけをつくっていきたいと思います。

未来へつなぐ平和への願い

ユーコープではこれからも平和行進や学習活動を通じて、組合員の皆さんと平和について考える取り組みを続けていきます。核兵器のない世界を子どもたちに手渡すために、皆さんの一歩が、平和な未来をつくる確かな力になります。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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