〝フルーツ王国〞山梨県からお届け!親子で作る、甘くて濃厚な桃とぶどう

桃とぶどうの里、山梨県。桃は6~8月、ぶどうは7~9月に旬を迎えます。
「濃厚で甘くておいしい」と人気の桃とぶどうを作るのは、山梨県笛吹市一宮町にある中村果実グループ。桃の花が満開の春、産地を訪れ、中村果実グループの中村善男さん・佳之介さん親子にお話を伺いました。

 
約50年にわたり、山梨県笛吹市一宮町から桃とぶどうをお届け
「甲府盆地の最南端に位置する一宮町は、昼と夜の温度差が大きく、桃やぶどうの栽培に適しています。グループを立ち上げたのは約30年前。少しずつメンバーが増え、現在33名が所属しています。時代の変化に合わせ、品種を増やしたり改良を続けています」と善男さん。

 
完熟の状態をお届けしたい 収穫から出荷はスピード勝負
中村果実グループの桃とぶどうの最大の特徴は、完熟の状態で収穫していること。「通常、桃やぶどうは熟す前に収穫して出荷することがほとんどですが、十分に甘みを蓄えた状態でお届けするために、収穫のタイミングを2~3日遅くしています」。
傷みやすいため、収穫から出荷はスピード勝負。桃は当日、ぶどうは前日に収穫し、一つひとつ状態を確認しながら箱やパックに詰め、出荷しています。
 
手間を惜しまない作業が 甘くて濃厚な味わいを実現
また、土づくりにおいて、除草剤は一切使用していません。雑草を刈り取りながらすき込み、養分にしています。
「やわらかい土になり、しっかりと根の張った立派な木が育ちます。他にも、自然の光が実にまんべんなく当たるよう木の間隔を空けたり、栄養が十分に行き渡るよう実の量を調整するなど、やることはたくさんあります。大変ですが、おいしい桃とぶどうを作るために、妥協はできません」。
 
新しい試みで品質や作業効率を改善
約8年前から、長男の佳之介さんも桃・ぶどう作りに加わるようになりました。佳之介さんが加わることで、栽培方法の変更や品種を増やすなど、さまざまな新しい試みがグループ全体で始まっています。
「小さい頃からずっと父親の仕事を手伝ってきました。後を継ぐか悩んだ時期もありましたがやっぱり農業が好きなんです。気が付いたら、高校や大学でも、ずっと農業のことを勉強していました。僕にとって一番大切なのは品質。その次が作業効率です。今まで学んできた知識をグループ全体に生かしたい」と佳之介さん。善男さんは、「いつまでも昔の考え方じゃ駄目で、時代と一緒に農家も変わっていかなきゃいけない。その点、息子は新しい情報に敏感なのでとても助かっています。とは言っても、意見がぶつかることも多いですが(笑)。品質や作業効率など、息子のおかげで確実に改善していますし、頼もしく感じています」と話します。

中村さん親子の思いが詰まった桃とぶどう、今が最盛期です。

 

中村さん直伝!おいしい桃とぶどうの見分け方と保存方法・食べ方

<桃>
見分け方
全体的に丸みがあり、割れ目が左右対称のものがおすすめ。やわらかくなっていれば食べごろです。
保存方法・食べ方
桃は冷やしすぎると甘味がうすれてしまいます。冷蔵庫での保存は避け、風通しがよく、日が当たらない場所で常温保存しましょう。食べる2~3時間前に冷蔵庫で冷やしておくのがベスト。
<ぶどう>
見分け方
皮にハリがあり、ブルームと呼ばれる白い粉が付いているものが新鮮でおいしいぶどうです。ブルームは、果実に含まれる脂質からつくられたロウが表面に出てきたもので、病気からぶどうを守り、鮮度を保つ働きがあります。
保存方法・食べ方
冷蔵庫で保存し、冷やして召し上がってください。
凍らせて食べるのもおすすめ!
水洗いしたぶどうの水を切ってからポリ袋に入れ、ひと晩凍らせたら完成。実を取り出して召し上がってください。流水にさらすと、皮がむきやすくなります。


最後まで読んでいただきありがとうございました。ぜひ次回も「ゴハンのもとを作るヒトビト」をお楽しみください。
ゴハンのもと編集部