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大学卒業後、いざ、東京から秋田県大潟村へ!23歳から夫婦で特別栽培米作りに励んでいます!!

生産者「清塚淳一さん」と「大潟村」

秋田県大潟村からお届けしている、もちもちでおいしいと人気の「コープ特別栽培米」。その生産者、清塚淳一さんは、じつはもともと東京都府中市のご出身だとか。ではなぜ秋田県大潟村に??それは学生の時。大潟村の米農家の一人娘さん、砂恵子さんに一目ぼれ!!!淳一さんは大学卒業後23歳で婿養子に入ることを決意!農業の道を歩みはじめたのでした。
「妻とは学生時代、岩手でスキーのインストラクターをやっていた時に知り合いました。農業のことは全くわかりませんでしたが、気が付いたら大潟村に来ていました(笑)。」
 

大潟村に来て22年。日々おいしいお米を求めて。

「大潟村に来て、もう22年になります。最初の2年間は、お義父さんに農業の基本を教えてもらいながら米作りの流れをつかもうと、とにかく必死でした。8年ぐらい前から私たち夫婦が中心となってお米を作っていますが、毎年、気候の変化が激しく、その年ごとに田んぼの状態が違うので、稲を育てるのがとても難しいです。水の管理方法など細かい部分を変えたり、米農家の研究会に参加したり、試行錯誤しながらおいしいお米に育つように日々頑張っています。」


田んぼは東京ドーム約5個分。25haを夫婦二人三脚で。

「今は25haの田んぼを、ほぼ夫婦二人で育てています。面積が大きいので草刈りはとても大変です。一番忙しいのが4~5月の田植えの時期ですね。ほとんど休みはありません。この時期は妻が苗を育て、私は田植えができるように田んぼ作りをします。田植えと稲刈りは一緒に作業します。」


苗づくりがとても大切。妻に感謝。


「妻が毎年行ってくれている苗づくりは、とても大切な作業です。苗が丈夫だと病気に負けない良質なお米が作れるからです。いつも丈夫な苗を育ててくれる妻に、本当に感謝しています。」
清塚さんが所有する育苗ハウスは8つ。砂恵子さんは、その全てのハウスの苗を田植え前の約30日間一人で育てています。毎朝5時から、ハウスの苗の生育状態や水量など、管理記録をつけて苗の状態がわかりやすいように管理。毎年工夫を重ねながら、丈夫な苗を育てています。

休日は夫婦二人で野球に。

「田植えの時期以外は、農家にも休日はあります。仕事を調整して休めるんです。休日はいつも野球の応援ですね。夫婦二人で行きます。じつは僕は野球の審判の資格もあるので、子どもたちの試合の審判もやっています。」


大潟村は「八郎潟」という湖から生まれた村

大潟村は、1964年、琵琶湖に次いで二番目に大きかった「八郎潟」という湖の周りに堤防を築き、水を抜いて底を乾かして生まれた村です。当時、八郎潟周辺では度重なる水害があり、また、日本の米不足問題などから国の事業で八郎潟が干拓されることとなりました。


土壌は肥沃で、日本一平坦で広大な大地。

大潟村は、もともと湖だったこともあり、土壌は肥沃で、稲が育つのに必要な養分が多く含まれています。また、平坦で広大な大地なので、稲がたっぷりと太陽を浴びることができ、さらに、海から吹く風を受けて多湿にならず、病気になりにくいのです。大潟村は土地の力が強く、農薬も最低限の使用で稲が丈夫に育つ、恵まれた土壌です。


減農薬、有機質肥料を使用した「特別栽培」のお米


肥沃な土壌だからできる、「特別栽培」。大潟村のお米は、農薬、化学合成肥料も一般的な栽培の半分以下に抑えています。有機肥料を使い収穫量よりもおいしさを優先に、丁寧な土づくりを行っている、「特別栽培米」です。


組合員の皆さんも定期的に田植え体験に参加!

ユーコープでは、定期的に組合員の皆さんと一緒に田植え体験を行っています。
今年は5月18日に清塚さんの田んぼにお邪魔しました。

JA全農あきたの児玉さんより、手植えのコツを教わり、田植え機の運転もさせていただきました。

「田んぼの中に入る時は、かかとから入ると転びやすいから、
つま先から入ってね~」と、JA全農あきたの児玉さん!


「おいしいお米になりますように!」みんなで頑張りました!!!

田植え体験に参加した感想

藤田さん  「生産者のお米作りを楽しむ姿と努力が伝わってきました。農薬をあまり使っていないから、田んぼの中にたくさんの生き物がいるんだなーと思いました。」

はなちゃん 「田んぼの広さにびっくりしました!お米ができるまでには作業が大変で、時間がかかるんだと思いました。これからお米を大切に食べていきます。」

松尾さん  「あきたこまちを食べるときは産地の皆さんを思い出します!」



「私たちが心を込めて作った特別栽培米!!ぜひ、自信作を食べてみてください!!!」


清塚淳一さんご夫妻と生産者の皆さん


愛情いっぱい!今年のお米も楽しみです。


最後まで読んでいただきありがとうございました。ぜひ次回も「ゴハンのもとを作るヒトビト」をお楽しみください。

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