毎日の家事や子育てのこと、「こうしなきゃ」「もっとちゃんとするにはどうしたら?」と思っていませんか?
ここには、ユーコープ組合員や専門家がみんなで考えた「これでいいんだ」と思える暮らしのヒントがたくさん!あなたに合ったおおらかなラクちんを見つけてください。
冷蔵庫でしなしなになった夏野菜を発見。まだ食べられる!?
野菜を買って冷蔵庫に数日入れっぱなしにしてしまうと、野菜の表面がしわっぽくなっていることってありますよね。見た目が良くなく、まだ食べられるのか不安になることも。
組合員さんへのアンケートでも「野菜を鮮度の高いうちに使い切れるか」と質問したところ、6割以上の人が「いいえ」と回答しました。
買う時はすぐに使おうと思いますが、明日でいいやと思ってしまい、気づくと奥の方に見えなくなっています。
(ままちゃんさん)
まるまるひとつや袋詰めを買ってしまうと一度で使いきれないことが多く、シナシナになってしまいます。割安感があるので多めに購入してしまいます!
(えりりんさん)
買ってきたらすぐに使うつもりで冷蔵庫に入れっぱなしになってしまい、食べようと出して見たら傷んでいることが多いです。茹でたりしておけば良かったのですが、忙しいとそのひと手間がなかなかできません。
(ミヤネコさん)
買い物になかなか行けないので買いだめしたり、安いと使う予定がないのに思わずたくさん買ってしまって余らせてしまうことが多い。
(たまごごはんさん)
せっかく安く買えても、しなしなになってしまったらショックですよね。でも捨てるのはちょっと待って! 実はしなびてしまった野菜を復活させる方法があります。ここからは夏の定番野菜の復活方法を紹介します。
しなびた野菜のまま活用できるレシピもあるので、こちらもぜひお試しください。
管理栄養士のおおらかアドバイス
野菜がしなびた原因は、水分が抜けてしまった場合がほとんど。「50度洗い」をすれば、みずみずしさが復活します。
管理栄養士 古川沙織
旬の夏野菜は90%以上が水分でできています。収穫して時間が経つと、野菜の水分が抜けてしなびてしまいます。
そこで試してほしいのが「50度洗い」です。野菜を50度のお湯に浸して洗うと細胞が水分を取り込み、野菜にハリが戻って食感が良くなります。水に長時間浸す方法もありますが、50度洗いなら数分で戻るのでおすすめです。
うっかり放置してしまった野菜が復活すれば、食品ロスや食費のムダも減らせます。試してみる価値アリですよ。
◆50度洗いのやり方
準備するもの…50度のお湯、深めのボウル
(温度計がない場合、50度のお湯は沸騰したお湯と常温の水を1:1の割合で混ぜればOK)
【きゅうり・なす・ピーマン】
・ボウルに50度のお湯を入れ、野菜を浸す。(野菜が浮いてくる場合は菜箸やゴム手袋を使って沈める)
・2~3分待って水気を切る。
・生で食べるなら最後に冷水で締める。
【トマト・ミニトマト】
・トマトは冷蔵庫から出して常温に戻しておく (トマトの温度が冷たいと皮がむけてしまう場合も)。あとは上記と同じ。浸す時間は4~5分が目安。
管理栄養士オススメのおおらかレシピ
「しなしな」は煮込み料理で解決うま味がぎゅ!さば缶のトマトパスタ
▼詳しいレシピはこちら
材料(2人分)
トマト・・・3個
ピーマン・・・2個
玉ねぎ・・・1/2個
さば水煮缶・・・1缶
にんにく・・・1かけ
オリーブオイル・・・大さじ1
コンソメ・・・1個
塩・こしょう・・・少々
水・・・100g
スパゲティ(1.7mm・ゆで時間8分)・・・180g
作り方
- トマトと玉ねぎはくし切り、ピーマンはひとくち大に切り、にんにくはみじん切りにしておく。
- 熱した鍋にオリーブオイル、ニンニクをいれ、香りが出るまで弱火で炒める。
- 玉ねぎ、ピーマンを加えてさっと炒め、火が通ったらトマト、水、コンソメ、さば水煮缶を加えて蓋をして10分~15分加熱する。
- ソースを加熱してる間に、パスタを袋のゆで時間にしたがってゆでる。
- 3にパスタをからめて完成。
やわらかくなってしまったトマトは、ソースにすると酸味や口当たりが気にならなくなります。また、油と一緒に加熱することでトマトに含まれるリコピンの吸収もアップします。
シワの寄ったピーマンは、食感の変化がわかりにくいようにひとくち大に。
さば缶を加えると食べ応えがあり、栄養価も上がります。汁にも魚のうま味がたっぷり含まれているのですべて使いましょう。濃厚なソースはパンにつけても楽しめますよ。
味付けは「しっかりめ」がおすすめ!ごはんのお供に♪柚子香るきゅうりとなすの佃煮
▼詳しいレシピはこちら
材料(3~4人分)
きゅうり・・・3本
なす・・・2本
塩・・・ひとつまみ
砂糖・・・大さじ2
香り豊かなゆず果汁ぽん酢(普通のぽん酢でもOK)・・・180g
生姜・・・10g
いりごま(白)・・・少々
鷹の爪・・・少々(お好み)
作り方
- きゅうりは5mm幅のスライス、なすは5mm幅のいちょう切り、生姜は皮をむいて千切りにする。
- 塩もみをして、出てきた水分は軽く絞る。
- 鍋にぽん酢、砂糖、鷹の爪、生姜を加え、ひと煮立ちさせる。
- 1のきゅうりとなす、いりごまを加えて調味液がしみ込んだら火を止めて冷ます。
生姜や鷹の爪といった食材と組み合わせて味をしっかりつけると、しなびた野菜もおいしく変身! 水分が抜けている分、塩もみの時間も短縮できます。
ごはんのお供だけでなく、温かい緑茶やだし汁をかけてお茶漬けにしたり、冷やっこに添えたりできるので、冷蔵庫にストックしておくと便利です。
ユーコープのオススメ商品
CO・OP (スープがおいしい)コンソメ
本格的で味わい深いコンソメスープから、洋風煮込み料理のだしとしても。幅広い料理に手軽に使えます。
CO・OP 香り豊かなゆず果汁ぽん酢
四国産の旬のゆずを皮ごと丸絞りしたゆず果汁を使用。調味料(アミノ酸)を使わずうま味を出し、だし感とゆずの香りが高いぽん酢に仕上げました。
最後まで読んでいただきありがとうございました!今回の企画が毎日の暮らしにお役に立てれば幸いです。またお会いできる日を楽しみにしています。
ゴハンのもと編集部