毎日の家事や子育てのこと、「こうしなきゃ」「もっとちゃんとするにはどうしたら?」と思っていませんか?
ここには、ユーコープ組合員や専門家がみんなで考えた「これでいいんだ」と思える暮らしのヒントがたくさん!あなたに合ったおおらかなラクちんを見つけてください。
お米が買えない! 毎日の主食、どうする?

昨年の夏ごろから始まった「令和の米騒動」といわれるお米の価格高騰と品薄状態。備蓄米やブレンド米などの流通もあって、今年6月16日の週はスーパーの全国平均売価が5㎏3801円まで下がりましたが、まだまだ厳しい状況が続いています。
(参考:農林水産省「米の流通状況等について」スーパーでの販売数量・価格の推移(KSP-POSデータ全国等)(令和7年6月30日) https://www.maff.go.jp/j/syouan/keikaku/soukatu/ksppos.pdf)
毎日の食卓に欠かせない主食の値上がりは、家計に直接響きますよね。組合員さんからもお困りの声が上がっていました。
食べ盛りの子どもがいます。パンや麺類ではお腹は満たされないようなので、主食はいつも米です。毎日のお弁当も米を使うので、消費が激しく困っております。
(やぎゅさん)
値段が倍くらいになっていて、店頭でも品数が少なく購入しにくい。夫婦2人なので、割高だが2kgを購入している。
(いくさん)
ひとり暮らしなので消費量は多くはありませんが、お米が1番好きなのに価格が高くて、お米を買うと1週間分の食費をオーバーしてしまい、購入を思いとどまってしまいます。
(chikoさん)
今まで買っていた銘柄をためらって買えなくなった。温めるごはんも高くなり、驚いている。
(どんまいさん)
毎日必ずお米を1食は食べているので、昨年より倍の価格になるのは辛いです。古古古米でもいいので欲しいです。
(ミーさん)
お米が手に入りにくいので、食べる頻度が減ったという方も。
そんなくらしのお悩みを解決すべく、今回の記事ではお米の代わりになる食べ物や、少量のお米でも作れるかさ増しレシピを紹介します。
今日はお米はお休み!我が家のお米の代用品

お米の代わりに食べる機会が増えたものを組合員さんに伺ったところ、以下のような結果になりました。

普段から食べなれている麺類が圧倒的に多く、具体的には以下の種類が挙がりました。
・パスタ
・うどん
・蕎麦
・焼きそば
・そうめん
麺やパンは手軽に食べられ、具材によって満足感が出せるのも人気のポイントのようです。
少量のお米でも満足できる!かさ増しごはんレシピ

ランキングにもあったように、少ないお米をやりくりする工夫として「お米に何かを混ぜる」という声も多く聞かれました。
そこで、管理栄養士おすすめの簡単でおいしい「かさ増しレシピ」や、組合員さんから集めたアイデアレシピもご紹介します。
管理栄養士オススメのかさ増しレシピ
少ないお米でも食べ応えあり!豆腐と根菜のカレーライス

量も栄養バランスもしっかり!
▼詳しいレシピはこちら
材料(4皿分)
木綿豆腐・・・300g
ごはん・・・300g
カレールウ・・・85g(1/2袋)
れんこん・・・1個
にんじん・・・½本
じゃがいも・・・2個
大豆ドライパック・・・140g(1缶)
サラダ油・・・大さじ1
水・・・400g(※包材の指示に従う)
作り方
- 木綿豆腐はキッチンペーパーに包み電子レンジ600w3分で加熱する。フォークで細かく崩し、炊いたごはんに混ぜる。
- れんこん、にんじん、じゃがいもは皮をむき乱切りにする。
- 熱した鍋にサラダ油をひき、②の具材と大豆ドライパックを加えて炒める。水を加えてやわらかくなるまで中火で煮る。
- 火を止めカレールウを加えて全体をかき混ぜながら溶かす。
- 再度煮立たせて、①のごはんにかけて完成。
ごはんに豆腐を加えて手軽にボリュームアップ。カレーにも噛み応えのある芋や根菜をたっぷり使うので満足感があります。
大豆製品は「畑のお肉」と呼ばれるほど良質のたんぱく質が豊富。また、ごはんにはあまり含まれないカルシウムや鉄分も補えます。
豆腐はしっかり水切りすれば、ごはんにふんわりなじみます。味にクセがないのでどんなおかずとも相性◎
今晩はお米が足りない……なんて日にぜひお試しください。
ユーコープのおすすめ商品
CO・OP 大豆ドライパック

北海道産大豆を使用。液を注入しないドライパックだから、ほっくりとした歯ごたえを保っていてそのままでもおいしく食べられます。
CO・OP&コスモ 直火焼りんごカレー・ルー甘口

りんごとチャツネをスパイスで調和させ、少量ずつ直火で丹念に焼きあげた甘口のカレールーです。
我が家のアイデアかさ増しごはん
ごま油の風味が食欲をそそる!中華風雑炊

残った野菜を刻んで入れ、中華風に味付けして卵とごま油をたらすと、かさ増しになるし満足できる。
(duneさん)
雑穀や芋と一緒に炊く!うれしい効果も

コープの十五穀と米を一緒に炊きます。!香ばしくなりおいしく、お通じが良くなってうれしいです!1合半~2合に1袋で雑穀多めに炊きあげます。さつまいもごはんも甘くておいしくお腹いっぱい!こちらもお通じにも◎
(Akiさん)
CO・OPおいしい雑穀 十五穀

使いやすい個包装タイプ。もちもち食感であきのこないおいしさです。通常の水加減のお米にそのまま加えて使えます。
野菜たっぷりの五目ちらし

コープの五目ちらしの素に野菜(人参やインゲンなど)を足して、かさ増しして作っています。
makiさん
CO・OP 五目ちらしの素

あたたかいご飯に混ぜるだけで、簡単に調理ができるちらし寿司の素です。1袋2人前を2袋詰め合せた4人前。のりごま付です。
お米の価格高騰を乗り切る!みんなのアイデア集
◎おかずをボリューミーに
おかずの種類を多めにする。餃子やワンタンなどで、ごはん少なめですむ料理にしています。
(のりままさん)
具だくさんの汁物を作り、ご飯が少なくても満足感があるようにしています。それに野菜もたくさん摂れるし、一石二鳥です。
(カネミキさん)
おかずに春雨をプラスしてボリュームアップしています。
(ゴッホちゃんさん)
◎料理に合わせてお米をチョイス
カレーにはカリフォルニア米、丼ものにはもち麦を合わせたお米など、何が合うか楽しみながら工夫しています。
(さまいさん)
◎「ごはんがない」ことを逆にイベントにする!
「各自好きなものを夕食にする日」をつくっています。選べるので特別感があります。
(サザナミさん)
お米はいつでも手に入るもの…そんな私たちの常識が揺らいだこの一年。
お米を大事に、毎回きちんと水加減をみて浸水させるなど、おいしく炊いて食べるようになりました。
(浜たくさん)
という声のように、あらためてお米のありがたさを感じた方も多いのではないでしょうか。
これから新米の季節。供給が安定することを願いつつ、パンや麺を取り入れたり、かさ増しレシピを楽しんだりして、今の時期を上手に乗り切っていきたいですね。
最後まで読んでいただきありがとうございました!今回の企画が毎日の暮らしにお役に立てれば幸いです。またお会いできる日を楽しみにしています。
ゴハンのもと編集部